対象者情報:24歳男性 就職して現在2年目 勤務地:富山県南砺市 出身地:山梨県大月市(大学は都内の大学に通学)
~ 20代の山村留学指導員に見るZ世代の仕事価値観 ~
◆自分に合った働き方ができるかどうかが重要:働く場の空気感、雰囲気、得意が活かせる、休みの取り方
◆自分の「好き」がベース:自分の好きなことができる、学べることが多い、尊敬できるような人に出会える
➡「自分に合っている仕事をしていることをちょっと自慢したくなる」
仕事に関する考え方
●就職先の選択基準
自分の働きたい場所で自分の好きなことに繋がる働き方をしたい
…田舎(山間部)で働きたい。都会で働く選択肢が無い
…大学時代、探検部で好きなことが仕事でも経験が出来るような就職先を選んだ
…自分が東京でデスクワークをしている姿が想像できなかった
自分好みの休みがとれる
…まとまった日数の休みをとって山登りや沢登りなどに行きたい
●仕事への満足・不満
新しい体験が出来る、魅力的な人と繋がれる
…これらの経験、出会いが自分の財産となっている
…東京で働いている友達には出来ない経験をしていることが自慢
給料に満足はしていないが、ある程度は満足している
…普段の生活にあまりお金が掛からないので、ある程度満足している
※大きな不満がない
●将来について
大きな探検を1つ成し遂げてみたい
…その期間は休職する。その為に仕事を辞めることはしない(堅実)
山村留学について
●南砺市での山村留学について
小学1年生~中学3年生の子どもが基本1年間の留学
1ヶ月のうち1週間は地元の家庭にホームステイ。その家の畑仕事などもお手伝いする。それ以外の期間は宿舎で指導員と子ども達全員で寝泊まり
登山、キャンプ、田植え、ヨット、お祭りなどが週末に企画されている
●山村留学の現状
子どもは減っているが山村留学を行っている団体も増えていて、行政や大学なども山村留学に興味を持っている
(子どもが増えて村おこしになる)
留学にはある程度費用も掛かる為、比較的富裕層の方が利用している.
地方にとっては財源となっている
時代に合わせた子どもへの教育方針をとるところに人気がでている
●山村留学の未来
「経験にお金を掛ける」という親も多いので、子どもの教育の選択肢の一つになる
山村留学を行う企業や行政など、新たな競合が増える
少子化の中、子どもの取り合いが想像される
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